第25章 冬の夜空にお願いを...
テツに言われた。
宮城に戻って見なくていいのか?
と。
でも1人では…
と言う私の我が儘でテツが付いてきてくれることになった。
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宮城につくと
東京よりも寒く、
東京よりも空気が新鮮…のような気がした。
全てが懐かしい。
懐かしいとおもえるのは、
中学時代の思い出は
恐怖や辛いことなど、マイナスなことだけではなく、
楽しかったこととか嬉しかったことなど、プラスのこともあったからだろう。
…でも少し、怖いな。
それともみんな私のことなんて忘れてるのかな?
…それは悲しい、かな。
みんなの事、怖かったし、あまり良くは思ってなかったけど、
イヤなことばかりだった訳ではないから。
東京に逃げたまで
過去を見ないでいたけど
今の私は、前よりもほんの僅かに強く、なったんだ。