• テキストサイズ

【HQ】俺が恋したのは超鈍感少女だった

第24章 アリガトウを伝える




家付近の神社に行っているので、
イヤでもクラスメイトには会ってしまうのが現実。


「佳奈ー!
あけましておめでとーな」


後ろから声をかけてくれたのは
響くん。なので後ろを向くという。


「おめでとう。
今年も1年…と言ってもあと少ししか会えないか…」


自分で言ってる言葉に悲しくなる。
冬が終わり、春になれば、
みんなそれぞれの道へ行く。

就職する人、大学へ行く人。
…私は家の都合上大学には行けないのだが…
だから、もう卒業したら、
ずっと会えないのか。


「新年早々から泣きそうな顔してんじゃねーよ」


「うるさいなぁ…」


私たちが会話を終わらす頃には
3人が私の周りに来ていた。


じゃーね、と、簡単に別れの言葉を言うと、
私達は別れた。




/ 308ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp