第24章 アリガトウを伝える
作り終わったのは23時の少し前。
1時間も早く終わっちゃったよ…
残りの一時間何するかな…
そんな中ピコンと
スマホが音を流した。
ふとスマホを見ると
京治からだった。
あ、京治家帰ったんだ。
…おばあちゃんの家行かないとなぁ
お母さんとお父さんは…
私にはそんな勇気ないもんな
ダメだ。諦めよう
すると急に耳元で声がした。
「なぁに考えてんの?」
「っうひゃぁ!?」
ビックリしすぎて
自分の声とは思えないほどの
声が出た。
「そこまでビックリされると傷つく…」
「あ、ごめんねー」
棒読みで謝ると
私は寒かったためコタツに入った。
あ、やばい
眠気が…