第22章 のんびり
映画の内容は
少し濃厚なキスまで出てきて、
女の女優さんと自分を重ねてしまうという…ね
たまにテツの手をギュッと握りしめたりしちゃうなんて…
ダメだな、私。
ってあれ?
あれれ?
これさ、なんか濃厚なシーンになってきてないかな…?
気のせい?
いやそんなはずはない。
だって部活終わりの部室で服なんて脱ぎます?
脱ぎませんよ。
1人で自問自答していれば、
テツが私の顔を除きこんできた。
「おや?顔が真っ赤だな?
なんかあったか?」
なにそれ…
すんごいヤダ
ホントにヤダ。
気づいてるでしょ絶対。
てかさ、
そもそも…
「テツが変なの見せるからでしょ!」