第20章 それぞれの気持ち。
黒尾side
部活終わりの暑い日。
東京の夏は特に暑い。
俺はそのまま急ぎ足で帰路を歩く。
すると路地裏からすんげースピードで、
走っくる女の人とぶつかった。
「大丈夫か?」
少し声をかけると、
この女の人は初対面の人に言うことじゃ無いことを言ってくる。
「私とセックスして…?」
…は?
俺はまだ経験はないが、
この女が発した言葉の意味ぐらいはわかる。
…多分。
「何固まってんのよ。」
すると女の人に引っ張られ、
ついた場所は俺の家だった。
…ってなんで知ってんだよ!?
すると俺のカバンから鍵を取り出した女は、
早速鍵を開け、中に入っていった。