第14章 おめでとうの日
テツは一瞬ビックリしながらも、
考え込みながら言った。
「いいのか?」
私の“ハジメテ”
少し怖い。
でもテツのなら…
「テツのならいいよ。
少し怖いけど、多分嬉しい気持ちになると思うから」
私は正直に話した。
息を吸って、また口を開く。
「お腹空いてるんでしょ?
私を“食べて?”」
「お前…
俺、佳奈のせいで、
理性保つ自信が無い。完璧に。」
「だーめ。
私ハジメテだから…ね?
優しくシて?
激しいのはいいけど、痛いのはイヤ。」
「狙ってないとこが腹立つ。」
テツは小さく呟くと、
私をベットまで連れていき、
押し倒した。