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【HQ】俺が恋したのは超鈍感少女だった

第10章 ピースのカケラ




私はどうしていいのか、分からず、
まだ口の中にある液体を飲み込み、テツに言う。


「テツ…コーヒー…」

「佳奈…ったく…
その服のままじゃダメだから俺のジャージ持ってくるな」


テツはどこかへ行ってしまった。
今来てるのがジャージで良かった…
制服だったらクリーニングださなきゃダメだし…


「佳奈…」

「なぁに?」

「俺のこと嫌いになった?」

そう言った 響の顔はとても、悲しい表情をしている。


「私は嫌いになってない。
…けど少し怖かった…」

「そっか…」

あともう一つ 響には言わないといけない事があるので私はとても言い難いけど真っ直ぐ 響の目を見て言う。


「あのね… 響…
私、テツのことが好き…なんだと思う。
…でね、そのことを教えてくれたのは 響なの…
ありがとう。 響」


「お…おぅ」
さっきとは違って少し顔を赤くした 響。


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