第11章 とLOVEる的な
「はぁー今日も1日お疲れさま。私…」
午後10時。
この時間から一時間はナルミの
入浴時間となっている。
ピチョン…と水滴が垂れる音が響き
もくもくと白い湯気の中
一人で入るには大きすぎる
湯船に浸かり今日1日の疲れを癒す。
湯船の縁に腕を置きそこに顎を乗せ
目を瞑りうとうとと眠気に襲われていると
ムズムズ…
なんだか腕に
くすぐったい感覚が走る
なんだろう?と思い目を開けると
そこには、もう言葉にするのも
嫌なくらいなあの虫
『G』
がいた。
ぞわわわわわわわ
「っきゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」