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真選組女中物語

第10章 入れ替わり編




「スピー。スピー」



ガクッ

そこには気持ちよさそうに
寝息を立てて眠るナルミがいた



「お約束過ぎるだろ……」

銀時はホッとしたような
残念なような気持ちになった。


















「おい!てめー昨日は
ナルミに手出してねーだろうな!」


現状報告の為、橋の上で落ち合った
入れ替わったままの土方と銀時。


「出してねーよ。あの状況で
出さなかった俺を褒めて欲しいくらいだぜ」

「あの状況ってなんだよ!!
てか、なんでそんな目の下にクマできてんだよ!」


「あの状況じゃー
一睡もできねーだろ。もう己との戦いだよね?」

「だからあの状況ってなんなんだよ!!!」


「とにかく、たまんねーんだわ
ナルミちゃん。
俺このまま元に戻らなくても
いーかもなぁ。なんて」





「あれ?二人揃ってどうしたんですか?」

買い出しの為外出していたナルミが
偶然居合わせた

「ナルミ!お前昨日こいつと何が
あったんだ!?」

自分は今銀時の姿だと言うことをすっかり
忘れてナルミに詰め寄る

「へ???昨日?


(あぁ、一緒に寝たことかな?)

やっやだー土方さんってば
そんなことまで話さないで下さいよ
そーゆうことは二人の秘密にして下さいっ」

恥ずかしそうに両手を頬にあて
もうっと土方の姿をした銀時をつつく

あはははとだらしない顔をしてにやける
銀時は

「あっそうだねー!
二人だけのヒ・ミ・ツだよねぇー」

と意味深に言う


「誰か俺を早く元にもどせーーーーーーー!!!!」







土方は橋の上で叫ぶのであった

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