第1章 急募!住み込み女中!
「おい山崎、この前の女中の件どうなったんでィ」
「あ、沖田隊長!それが応募者が全くいなくて困っていたんですけど、昨日ハローワークから電話があって今日1人面接しますよ」
「ふーん。物好きな奴もいるもんでさァ」
「そろそろ来る頃なので俺、門の前で待ってます!」
「真選組屯所。ここか…
なんかちょっと入りにくいなぁ。
ひっ!な、何、あのスキンヘッドの人…めっちゃ恐いよ…本当に警察なの⁉どう見ても逮捕される側……チンピラ警察と言われているのも納得できる…」
ってやばい!もう約束の時間になる!
遅刻なんて印象悪いよね
勇気を出して門番の人に声をかけなきゃ…
あ、あの人なんか優しそうだから
あの人に声かけてみよう
「あ、あのう本日面接で伺った高梁ナルミと申します。」
「え!君が面接の方!?どっどうしよう、若いし、何より綺麗すぎる……」
「え?なんですか?」
「あ、いえ!すいません!なんでもないです
俺は山崎と言います!すぐに案内しますね」
「?、はい!よろしくお願いします」