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真選組女中物語

第4章 内偵調査結果




コンコン

「副長、お疲れ様です。午後のお茶お持ち致しました」

悩みの種であるナルミの声がした。

「おっおう!入れ」





終の報告書を見る限りどうやら俺は
相当ナルミを気にかけてしまっているようだ







いや!そりゃあ副長という立場上
部下の管理は当然だ。女一人でこの男所帯で
働いてくれているんだ。気にかけて当たり前だな





無理やり自分を納得させ
カチャカチャとお茶の準備をするナルミを
無意識のうちに見つめる







真っ白い肌だな
だけど血色のいい唇

柔らかそうな髪の毛に
フワッと香る甘い香り…


正直顔立ちも好みだ…




「…副長?」


ハッ!!

「おっおう!なんだ!?」

「今日はマヨネーズはどのくらい入れますか?」

「おう!ドバババーっと景気よく入れてくれ!」

土方は見つめてしまっていたことが急に
こっぱずかしくなり慌てて訳のわからない注文をしてしまった



「??わかりました。」

ビュッババババ

「こんな感じでよろしいですか?」


コーヒーカップにこんもり乗った
マヨネーズを本当にこれでいいのか?という顔で
差し出すナルミ


「ああ!最高じゃねぇか!じゃあ午後の仕事も頑張れよ!!」

「はい。ありがとうございます。では失礼します」
パタン



















「はぁ~。本当にらしくねぇな。俺、」










「なんか変な副長さん。仕事忙しいから疲れてるのかな?」


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