第2章 お仕事開始!
食堂
「まずは冷蔵庫の中を確認して何が作れるか
考えよう!」
ガチャ
「……………………」
パタン
お、おかしいぞ。
冷蔵庫の中がマヨネーズだらけだった
あ!わかったこれはマヨネーズ専用の冷蔵庫なんだ!
きっとこっちの棚に食材があるはず!
ガチャ
「…………………」
パタン
おっおかしいな
またしても目の前が真っ黄色だったんだけど…
あれ?!私マヨネーズ工場に就職したんだっけ??
ぐるぐると頭を悩ませていると
「何か困ってる?
心配になって様子を見に来たんだけど」
「山崎さん!!」
救世主きたーーー
山崎さんに事情を話すと
昨日特売日だったからいつもよりマヨネーズが
多いんだと言って、マヨネーズの奥に隠れていた
食材を取り出してくれた。
「ありがとうございます!助かりました。
すいません。時間を取らせてしまって」
「いやぁ。いいんだよ!あっあの、よかったら俺のこと頼ってね。まだまだわからないことだらけだろうし」
「ありがとうございます!山崎さん、とても優しくて嬉しいです。」
「そっそんなことないよ。
ナルミちゃんだから優しくなっちゃう……」
「山崎ィ」
「ひっ!副長!」
「てめーは自分の仕事についてろ!!」
「はぃぃぃぃ!」
山崎はピュウっと瞬く間に消えて行った
「悪ィなナルミ。
気にせず続けてくれ。まぁなんだ、
飯楽しみにしてる…」
「わかりました!お口に合うかわかりませんが
心を込めて作ります!」
「あぁ」
フッと笑い土方も台所を後にした。
台所に一人残された
ナルミはどうしようかなーと
今日のメニューを考える
「なんでか知らないけどマヨネーズが大量にあるからマヨネーズを使ったメニューにしようかな~」