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真選組女中物語

第12章 1日キャバ嬢




「近藤さん、お願いがあるの」


「なっなんだい!お妙さん!!!!!
君のお願いならなんでも聞くさ!」

近藤はすまいるに今日も今日とて足しげく通う。

もちろん目当てはお妙だがいつもゴミを見る目で
ぞんざいな扱いをされていた。

しかし今日は違った。
お妙か珍しく甘えるように話しかけてきた。

「実は今度の土曜日に『すまいる売上げ対抗戦』があるの。1日の売り上げが一位になったキャバ嬢には賞金が出るのよ。賞金も欲しいけど去年優勝したし、二連覇を目指したいのよ」

「よし!わかった!絶対駆けつけるよ!!」

「あ?そんなもんあたりめーだろゴリラ。」

「あれ?!いつものゴミを見る目に戻ったよ?」

「お願いと言うのはヘルプでペアを組んでいる女の子が風邪を引いちゃってしばらく出勤できないの。ヘルプがいないとかなり厳しい戦いになっちゃうのよ。

そこで!!真選組の女中のナルミちゃんに1日だけヘルプお願いできないかしら?
あの子すごく綺麗でしょ?もちろん私の次に。
あの子が手伝ってくれたら絶対二連覇達成できるの!
なんとかならないかしら?」











「……………………と、言うわけなんだが、
ナルミちゃん今度の土曜1日だけ
すまいるで働いて「だめだ」


「えええええ!ちょっ!トシ!!お願い!
お妙さんのピンチなんだよ!!
昨日約束しちゃったんだよ!」

「ふざけんな。キャバ嬢なんてぜってーやらせねー。そもそもナルミはそんなタイプじゃねぇ。」

なぁ?とナルミに振ると

「私、やります!!」

「「えっ!」」

予想外の返事が返ってきた。


「本当かい!!ありがとう!!ナルミちゃん!!」

近藤はナルミの両手を握りブンブンと
嬉しそうに振る。


「おい!ナルミ!何言ってんだ!?お前キャバクラがどんなところかわかってんのか?スケベなオヤジしかいねーぞ?」

ナルミの両手を握っている近藤の手をベリッと引き剥がしナルミを嗜める土方

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