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真選組女中物語

第2章 お仕事開始!




状況も状況だったから
採用してしまったが、大丈夫だろうか


一目見た瞬間から綺麗な女だと思った。

これは採用したら一気に隊士が腑抜けになっちまう
と思う容姿だった。



「隊士達に色々言い聞かせなきゃなんねーな」



フーっとタバコをふかしていると
目の前に巨大なアフロが現れた。


「お、ちょうど良かった。終」

「!」

「新しく採用した女中調べておけ。
特に怪しくはないが一応外部からの人間だからな。
攘夷浪士と繋がっている可能性もある。一週間調べたら俺に報告しろ」


コクリ。
【わかりました】

















「よーし持ってきた荷物片付いた!
えっと午後に隊士さん達集めて私の紹介してくれるって言っててそれまで部屋で待機だったな。時間あるし山崎さんに渡されたマニュアル読んでおこう」

ペラペラと渡されたマニュアルをめくっていると



「邪魔するぜィ」

「沖田隊長!」

「マニュアルですかィ?勉強熱心で感心しまさァ。」

「少しでも早くお役に立ちたくて」

「ナルミさんみたいな人はニコッと笑いかけるだけで隊士共の明日への希望になるんでさァ。既に役に立ってますぜィ」

「?そうなんでしょうか…」






それから他愛もないお話を30分くらいして沖田隊長は出ていった。
メス豚だとか調教しがいがあるだとか言ってたけど
何のことか意味がわからなかった。


そしてこのマニュアルの
マヨネーズは毎日20本ストックしておくこと
という欄もよくわからない。







「なんか不思議な組織だなー真選組って」




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