• テキストサイズ

黒子のバスケ(短編集)

第14章 気づいて当たり前【青峰】


桃井「あっちゃん!…どうしたの?元気ないね。もしかして大ちゃんに何か言われた!?」

『大輝は全く関係ないよ(^-^;ちょっと眠いだけだから。』

桃井「そう?ならいいけど。もし大ちゃんに何か言われたらすぐに言ってね!!」

『うんありがと。』

部活でもやっぱり誰も気づかなかった。

『はぁ…。』

と、私がため息をついたとき、誰かが私の頭に手を乗せてきた。

青峰「お前、来んのおせーよ。」

『はっ!!ご、ごめん。』

私はいつも部活が終わると、大輝を迎えに屋上に行く。

青峰「で、どうしたんだよ。ため息なんかついて。」

『なんでもない…。』

青峰「あっそ。じゃあ帰るぞ。」

『うん。』

やっぱり大輝も気づかないか。
そんなことを思っていたら、大輝が急にこちらを振り返った。

『な、何?』

すると大輝が急に私の髪を撫でてきた。

『ど、どうしたの!?』

青峰「お前、髪切ったんだな。」

『え…?』

青峰「違ったか?」

『切ったけど、ちょっとしか切ってないよ?どうして気づいたの?』

青峰「どうしてって…お前バカか。自分の彼女の変化くらい気づいて当たり前だろ。」

『大輝…。』

青峰「あ?」

『大輝、だーい好き!!』

私はあまりの嬉しさに抱きついた。

青峰「な、なんだよ急に!?」

『なんでもない(*^^*)』

こんなことで幸せって思う私は単純なのかな。
/ 69ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp