第11章 いってらっしゃいのキス【赤司】
私は今旦那様のために朝食を作っています。
『あとは玉子焼きを置いて……よし!完成♪』
赤司「は朝から元気だね。」
『あっ、征くん!!おはよう。』
赤司「おはよう。…朝から豪華な朝食だね。」
『頑張っちゃった。』
それもそのはず。
だってやっと引っ越しが終わって、今日から新婚生活だから。
赤司「今でも信じられないな。」
『何が?』
赤司「とこうして一緒に暮らせることがね。夢じゃないかと思うよ。」
『私も。もし夢だとしても、私すっごく幸せ。』
赤司「僕もだよ。」ギュッ
私たちは、幸せを確かめあうようにどちらからともなく抱きあった。
そして、しばらく時間が経ち…。
『あっ!!』
赤司「どうした?」
『もうこんな時間だよ!!征くん、仕事に遅れちゃう!!』
赤司「ああ、そうだったね。じゃあご飯を食べようか。」
『うん!』
『「いただきます。」』