第3章 次はオレの番【黄瀬】
1週間後
黄瀬side
黄瀬「テスト1週間前で部活休みだし、教室で対策プリントでもやるッスかね。家だとやる気出ないし。」
と、黄瀬はプリントを始めたのだが、結局1時間経っても黄瀬のプリントには何の変化もなかった。
黄瀬「ダメだ、解んない。」
先生「おっ、黄瀬偉いじゃないか。ちょっとプリント見せてみろ。」
黄瀬「いつの間に!?てか、待って。」
先生「何も書いてないじゃないか。」
黄瀬「しょうがないじゃないッスか。」
先生「なにがしょうがないんだよ。(…まぁ予想通りだが。)よし、ちょっと待ってろ。」
黄瀬「へ?」
side
私は今、図書室で先生に貰った対策プリントをやっています。
『はぁ、今回はどの教科も難しいよぉ。範囲広いし。』
先生「いたいた。、ちょっといいか?」
『あ、先生。どうしたんですか?』
先生「お前に頼みたいことがあるんだ。」
『私に?(なんだろ。)いいですよ。』
先生「悪いな。じゃあ荷物持ってついてきてくれ。」
『分かりました。』
私は疑問に思いながらも先生についていった。すると、そこは教室だった。
『(なんで教室?)』