• テキストサイズ

憂鬱シンデレラ

第7章 憂鬱シンデレラ。


どれくらい走ったかわからない。


彼が立ち止まったのは、小さな教会。







手を握ったまま俯く彼の顔をのぞくと、私は声にならない悲鳴を上げた。














私を連れて逃げたのは、高橋君だったから。








『な、んで・・・?』






私が驚いて思わず聞くと、



高橋君は何も言わず、大きな赤いクッションの上に載ったガラスの靴を差し出した。




「・・・・・ん」

/ 54ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp