第10章 恐怖
さっさとシャワー浴びて出てしまおうと思い烏の行水如く高速で洗い出ようとした時脱衣場で物音がして体が石のようになる
...誰だ...?
すりガラスになっているがあまり見えない
しかも最近の癖で鍵も閉め忘れた
「よぉ、神奈。」
自「...兄さんも入ろうとしてたんだ、ごめんね今出るよ」
片足なので転ばないように壁を伝って出ようとするとドアを閉められて鍵をかけられる
...最悪だ...
どっちにしろ今の私の身長じゃ上の方の鍵は手が届かない
嫌な汗が頬をつたう
「...叫ぶんじゃねぇぞ。」
自「...兄さんやめて...」
「ちょうど溜まってたんだ、どうせお前あいつらの性欲処理道具なんだろ?
だったら、俺にもヤラせろよ」
自「いやだ...
私性欲処理道具なんかじゃない
触らないで...」
腕を掴まれてバランスを崩して床に尻餅をつく
すると口を塞がれ壁に押さえつけられる
こんな水場じゃ片足では逃げれない
叫べば倶利伽羅と歌仙は絶対に駆け付けてくれる
でも、これじゃあどうしようもない
それに触られた所が気持ち悪く涙も出てくる
二人に触られる時はあんなに落ち着くのに
自「...っ...」
「うっわ柔らか...」
胸を激しく強く揉まれる
...やめろマジで...形が悪くなる...
蹴ったり手で制御したりしようとするが元々運動が得意では無かった私には男の力には到底叶わない
怖い...
歌仙、倶利伽羅早く異変に気づいて来いよ!