第6章 戦い方を忘れた刀
1回り大きい写真を大広間の壁に貼る
少し微笑んでいる倶利伽羅と笑っている私と歌仙
この間桜の木の下で撮ったやつだ
この本丸の第1歩。
自「よし...」
歌「主はやくー!」
大「新作の茶菓子が売り切れる」
自「今行く〜!」
持っていた義足を付けて靴を履く
まだまだこれからも辛いこと苦しいことは絶対あるけど
ここに来た子全員笑えるように幸せに出来るように
私達がまず幸せに。
歌「僕ここの本丸に来て良かったよ」
大「俺もだ」
自「私もここの本丸の審神者になれて良かったよ」
歌「ふふっ
同じだね、ありがとう主」
後頭部を抑えられて私の唇に歌仙の唇が触れる
大「仙お前っ!
あ!待て!仙!」
歌「伽羅は僕の機動についてこれるかな?(笑)」
走って本丸を出ていく二人
あいつら、私を置いて...(笑)
小走りで私もついていき顔を隠して本丸を出ると少し前の方で笑いながら謝っている歌仙とその歌仙をクルクルと追い回している倶利伽羅
本当に...元気だね(笑)
今日の空は雲一つない晴天です。