第3章 誰がいい?
自「...どうも、びっくりしました」
「歌仙の審神者って私の事でしょ...」
ここでバレたらちょっとやばいな
自「歌仙の審神者なんて沢山いるでしょ、どうして自分だと?」
「私の歌仙が一番カッコイイからって
あんた、勝手に私の歌仙に色目使わないでくださる?
歌仙があなたの事気にしてたの...」
バシャッとその審神者が持っていた赤ワインを顔にかけられる
周りがザワザワと騒ぐのがわかる
もう最悪すぎるだろ...
その審神者がワイングラスを投げたのか何かが割る音がする
大「...はぁ...気をつけろと言ったのに...」
「あらごめんなさいww
綺麗な純白のドレスが汚れちゃったわねw
それにあなた義足ね?
醜いことwそんな方が審神者なんて笑えるわね!あはははは!www」
自「随分な歓迎をありがうございます
これ以上汚されても困るのでお暇させていただきますね」
大「...転ぶなよ」
自「うん、ありがとね
...では...」
ドレスが汚れたより何よりだ
自「歌仙やばいぞアレ...」
大「あぁ、そうだな。
でも何も気にしなかった歌仙が俺達の事気にしたって事は少しだけ俺らの事を察したって事だ
歌仙は政府に助けの手紙を送ったんだろ。
そしたら俺達が自分に目をつけたってことが分かったはずだ」
自「くそっ...そうなんだけど違うんだ
これからの事より歌仙には今だ。
今夜、かなりの暴力を振るわれるはずだ
あの審神者敏感すぎだろ...」
大「そうだな。
でも、それもあと少しだ
目をつけてくれたそれだけで歌仙にとって救われたと思うぞ」