第21章 平和
訓練終了 訓練時間2時間
数「お昼の12時すぎですか...
やっぱり少し食べたと言ってもお腹すきましたね」
歌「お米は炊いてあるし
今日のお昼はすぐ出来るひやむぎとおにぎりにしようか(笑)」
三「米が無いと食べた気にならないからな(笑)」
大「飴食べるか?」
五「はい!ありがとうございます!」
鶯「俺にもくれ、抹茶味あるか?」
大「あぁ、あるぞ」
7人で固まってのそのそと歩きながらゆっくり本丸に向かう
眠い
前にいる歌仙も少し眠そうであくびをしている
後ろからも倶利伽羅と鶯丸のあくびをする声が聞こえる
それに釣られて私もあくびをする
今日はご飯食べたら皆でお昼寝かな〜...(笑)
歌「ポン酢の人〜」
自 大 五 鶯「はーい」
歌「はい、じゃあこれね
これ薬味だから皆好きに入れてね
ポン酢は水でちゃんと薄めるんだよ」
歌「その他は麺つゆかな?(笑)
じゃあ、これね
僕も麺つゆにしよう
みかちのは僕が入れてあげるからね」
三「うむ」
目の前のひやむぎと大量のおにぎり
おにぎりをひとつ取って口に頬張ると具は梅だ
これ数珠丸が作ったやつか(笑)
大体おにぎりの中身と大きさで誰が作ったのか分かるのが面白い
蝉と風鈴と少し強めに付けたエアコンの音を聞きながら電気をつけてない薄暗い大広間でご飯を食べる
特に会話などは無いがこういう時間が心地いいのは本当に不思議
何故か安心する
八月下旬
もうすぐ夏も終わる時期だ
でも蝉も鳴いてカンカン照りの太陽は景趣のせい
夏は
数珠丸と三日月は虫取り
五虎退と倶利伽羅は川で釣り
鶯丸と歌仙は野鳥観察に詩
皆でスイカ割り、思い出がまたたまった
皆と今度は初めての秋の景趣だ
今度はどんな思い出が出てくるのかな...