第5章 最強のライバル出現?
大倉side
最近何かと仕事が詰まりに詰まってて
忙しげな安を横目に
今日は…
今日こそは本当に本当の
かめちゃんとの初デートや♪
邪魔者がいないって
こんなに幸せなことやったんやな…
なんてしみじみと
車の助手席に座るかめちゃんの手を握り
幸せを噛み締める…
「かめちゃんどこか行きたいとこある?」
そう聞いた俺にかめちゃんは
かめちゃん「ある!
行きたいとこある(笑)!」
なんて勢いよく答えて…(笑)
そして今暗い道を手を繋いで歩き
二人で一緒に星を眺めている…
かめちゃん「もう一回…
大倉さんとここに来たくて(笑)」
そんな恐ろしくかわいいことを言いながら
星を眺めるかめちゃんの顔は
月に照らされてすごくキレイで…
「あーほんまに嫌や!
そんな顔をずっと安にだけ見せてきたんやろ?
今までずっと気付かんかったくせに
何で今になって…
もう全体にそんな顔安に見せたらあかんよ?
俺だけに見せてや(笑)?」
そう言って俺は
かめちゃんをぎゅっと抱きしめた…