第6章 英語の先生……
カエデ「結愛ちゃんもカルマ君も、甘党だよね~。」
『まー、そうかな~?あ、結愛でいいよ。うちも、カエデって呼ぶから。』
カエデ「うん!わかった!結愛!」
渚「女子達って知らない間に仲良くなるよね。」
業「そうだね。ま、それが女子なんだよ。」
……てか、カエデ……いや、あかり……よくまあ、正体隠せてるねー。尊敬するわ。
ま、これを皆に言うつもりもないし、わざわざ本人に確認するつもりもないけどね。
隠してるのには……あの事件が……関与してるんでしょ。
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結愛……
お姉ちゃんが
怪物に殺された……
どうしていいか
分かんないよ。
助けて……結愛。
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あの日のメールは決して忘れない。
私の大切な親友を傷つけた怪物を許さない。
それしか頭に、なかったんだよね。
その直後…あかりとは連絡が取れなくなった。
私は…あかりに自分の本名は言ってなかった。
モデルとしての名前…七瀬結愛としてしかあかりとは接していなかった。