第11章 休みの日はお出掛けを...

及川「まあ、勝負したいってこと...？」


簡単に要約してくれたので、私たちはｺｸｺｸと揃えて首を縦に振った


岩泉「んま～いいんじゃねーか？」

及川「僕と岩ちゃんの阿吽の呼吸...見せてあげるよっ！」


あっ、あうんの呼吸って言うんだ...意味分からんけど...




そして、試合が始まった




影山姉弟「「お願いしゃーす！」」

阿吽の呼吸「「お願いしまーす/シャッス」」



まずは、ガチのじゃんけんから....


4人「「「「最初は、グー！じゃんけん　ぽん！」」」」


影山:グー

まお:グー

及川:パー

岩泉:グー



「くっそー！及川さんはチョキしか出さないと思ってたのに！」

岩泉「クソ川...」

影山「...(ｲﾗｱ)」




及川「なんで！？何でみんな"僕=チョキ"なの！？」



「えっ？ダブピ組....」

及川「まおちゃん！？それネタ発言って言うんだよ！？知ってる！？」






結果、及川さんの一人勝ちで、及川さんサーブでスタートとなった


最悪だ....




そして、私たちはレシーブの体勢になる





及川「じゃあ、まずは........」


そう言ってサーブトスを上げる及川さん





ﾄﾞﾊﾟｱｯﾝ




凄まじいサーブは私の方に飛んでくる
うっわあ...マジかあ




正面で...捉える......！




ﾊﾟｱﾝ！




「う"っ」


上がったっちゃ、上がったけど....及川さん達のチャンスボール...



岩泉「チャンスボール！」


手を横にしてからセッターに繋ぐ岩泉先輩





及川「よっし！いくよー、岩ちゃん！」


及川さんのセットアップ


岩泉先輩の最高打点に吸い込まれる様な..


ダメだ、間に合わない..





ブロックを飛ぶも、止める前に放たれるスパイク





少し"かすった"か..？




飛雄もレシーブしようとするが、腕に当たってどこかに飛んでいった









"これが....阿吽の呼吸....."



私たちは痛感した。






こんな先輩たちを越えなければいけないと.....




それがどれだけ難しいかということを....