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(R18) ドリップ・ポルノ (HQ)

第2章  二度目のハートはささやかな約束と永遠の(黒尾鉄朗)






「いい子にはご褒美やんなきゃな」

 ぷちん、ホックの外れる音が響く。



 締めつけを失ってこぼれた乳房に、今度は湿潤とした熱を感じた。ねろりと舐られる桜色の淫輪。

 力を抜いた柔らかな舌先が、縦に横にと不規則な動きで蕾を犯していく。



 堪らず深いところから息が漏れた。


 背筋はぞくと震え、下腹部が熱を帯びる。今はまだピタリと閉じられているそこが、ぐずり、ぐずりと、脈を打つ。

 灯ってしまった疼きに耐えられず、私はさも触ってほしげに腰を揺らした。


「そんなに腰振って、……もう欲しがってんのか?」


 



「……ん、ほしい」



 言いながら梳く鉄朗の髪。柔らかい猫毛。両側から包みこむようにして、指を滑らせる。



 すると、乳房を啄んでいた彼の唇が鎖骨、首筋、頤(おとがい)を伝って私の口許へと辿りついた。




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