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薔薇の華
第1章 心
※猫Ver.
『私に触れないで……
近づかないで……
もう誰も傷つけたくはないの……
私の心に深く入ってこないで……
貴女が戻れなくなってしまうから……』
「嫌だ!行かないで!傷つけられてもいい。キミと一緒にいたいんだ……!」
『ごめん……ね……』
そういい女は消えた。
『……!!』
またあの夢だ……僕の見る唯一の夢……
あの方の心の叫び。
守りたいのに守れない。
触れられない叫び。
気分が悪い……
目覚めは最悪だった。
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