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【企画SS】バレンタイン抹消計画【HQ】

第1章 バレンタイン抹消計画


「あんにゃろ....」

「どうしたー?」

夜久の声が少し上ずっていた

桐崎は夜久を見る

「山本が私がマシュマロ渡したの言いふらしやがった」

「あー」

夜久の目線が明後日の方へと向いた

「もう渡さん」

「にしてもなんでマシュマロなんだ?みんなにはクッキー渡してたよな?」

「あー、それ?って、衛輔にはまだ渡してなかったね」

そういうと桐崎はピンクの袋を取り出した

「はい、マカロン」

「マカロン!?」

思いがけない名前に夜久は目を見開く

「バレンタインに渡すお菓子って意味があるんだって」

「マジか」

「うん。クッキーが『友達でいよう』」

「成程」

「マシュマロが『あなたが嫌いです』」

「うわあ」

「で、マカロンが」

桐崎は言葉を止めると夜久をみた

「『特別な人』」

「えっ」

「あ、じゃあ私先帰るね!」

「桐崎!」

夜久が大声で名を呼ぶ

「サンキュ!」

「ホワイトデーは倍返しだからね!!」



────ああ、まだ暑いや
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