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大好きな人へ

第2章 嘘つきな心


横山side

「もう絶対に

なみには会わさへんからな!?」


安「もう…いつまで怒ってるん……(笑)?」




俺がこんなにも安に

怒ってる理由は……



なみを家から追い出す間際

玄関まで見送りに出た安が


俺の目を盗んで

なみをハグしていたからで……



見つけた時点で

引き剥がしたものの


ほんまにこいつは

油断も隙もあったもんじゃない!!



安「ほんまにごめんて(笑)

だってなみちゃんかわいいから

こんな妹欲しいなぁ…とね(笑)」



「お前のじゃなくて俺の妹や!

なんぼかわいくても二度と触るな…!!」




安「はいはい(笑)

ほんまに横山くんは気付いてないん…?


俺にはなみちゃんの横山くん見る目も…

横山くんがなみちゃんを見る目も…


どっちにも同じに見えるのに(笑)


気付いてるにしても…

気付いてないにしても…


いい加減素直にならな

手遅れになっても知らへんよ(笑)?」
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