• テキストサイズ

【A3!】皆の監督さん!

第12章 いただけないか(有栖川誉)




何分くらい、落ちていたんだろう。
なんでかショーツを脱がされていて、全裸で布団が掛けられていた。

誉さんはシャワーなのか、部屋を見渡してもいない。

最後、誉さんなんて言ったんだろう…
気になって気になって、唸っていたら下着だけ履いた誉さんが戻ってきた。


「いづみくん!やっと目覚めたか…良かった…」

「おはようございます、誉さん」

「……おはよう。お湯を溜めたんだ、一緒に入ろうじゃないか」

「はい!」



誉さんが溜めてくれた湯船にゆっくり浸かる。
あ、そういえば。


「なんで私のショーツ脱がせたんですか?」

「………私ので汚してしまったからね、簡単にだが勝手に洗わせてもらったよ」


ああ、そういえばゴムをしていなかった。
汚したということは、中には出してないのか。少し安心。


「…外には出したが、万が一があっても心配はしないでくれたまえ。喜んでいづみくんの姓を有栖川にしようじゃないか」

「…約束ですよ」

「もちろん。いづみくん…愛しているよ」


あ。
最後に誉さんが発した言葉って。

私も、愛してます。
そう言って2人でまだ少し冷えてる身体と、また少し暖かくなってきた気持ちを湯船で温めた。



end
/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp