第50章 ほっとけーき
漏れる甘い吐息
お互いの気持ちが伝わったばかりだけど
このまま先に進みたい
「翔さん、シャワー浴びる?」
もし嫌がったら
無理強いはしない
でも
『うん』
照れくさそうに頷くから
先にバスルームに連れて行った
シャワーの音が聞こえてきたから
バスローブを用意して
それから
それから
やばい緊張してきた
実は何度も妄想していた
翔さんが俺に抱かれて乱れる姿を
『先にシャワー有難う』
気が付いたら翔さんが後ろに立っていて
湯上りのホワホワした感じが
堪らなくて
今すぐ押し倒してしまいそうな気持ちを
何とか落ち着かせて
俺もバスルームに向かった