第41章 そらもよう
目覚ましの音で目が覚める。
身体は少しダルいけど、まぁ大丈夫でしょ。
かずは心配性だから、風邪引いたなんてバレないようにしなくちゃ。
いつも通りを装って学校に向かう。
午前中の授業は何とか乗り切ったけど、午後から寒気がして頭も痛い。
6時間目の授業が終わった頃には完全に熱が上がってるのが自分でもわかった。
やべぇな。部活どうしよ。
試合も近いしミーティングは顔出そう。
部室でジャージに着替えてると同じ2年の雅紀が俺に肩を組んで来た。
ちょっ!!お前の力加減!!
俺は思いっきりよろけて、その場にしゃがみ込んだ。