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ひとしずく【気象系BL】
第35章 いちごどろっぷ
N side
翔の気持ちを考えると何も言えなくなってしまった俺は、携帯と財布を握り締めてマンションを飛び出した。
車を走らせ向かったのは翔との思い出の場所。車から夜景の見えるここはデートでよく来た場所だ。
翔・・。
ごめんな・・。
朝まで時間をつぶして、翔が仕事に向かった時間を見計らってマンションに戻った。
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