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ひとしずく【気象系BL】
第34章 びたーちょこ
ウィスキーをロックで用意してソファに身体を預けた。
なぁニノ。今日もアイツと一緒に居るのか?
空きっ腹なのにツマミなんて用意せず、早いピッチでグラスを傾ける。
声が聞きたい。俺だけに向けられるニノの声が聞きたい。
もう日付が変わるという時間だけど、俺は携帯を握り締めニノの電話番号をタップした。
数回鳴った呼び出し音。やっぱり切ろうかと指を動かしたその時
N 「もしもし?翔さん?」
俺を呼ぶニノの声。
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