第14章 ゆらゆら
【愛してる】
M side
俺の腕の中でスヤスヤ眠っているカズは
さっきまで俺に散々揺さぶられ
甘い声で啼いていた。
N 「ん・・おーのさん・・」
まただ。寝言で呼ぶのは本当に愛しい人の名前。
半開きの唇を無理矢理こじ開け
舌を捩じ込む
N 「んっっ・・んあっっん」
寝惚けながらも、ちゃんと感じてんのな
まだトロトロに柔らかい蕾に自身の張り詰めた塊を押し当てる。
ズブズブと簡単に飲み込まれていく。
N 「だめっっ・・んっっ・・んあっっ」
キュウキュウ締め付ける中に射精感が高まる。
ズチュズチュ・・グチュグチュ
「あっっ・・いくっっ・・しょうくん」
熱を吐き出す瞬間、俺も愛しい人の名前を呼ぶ
お互いの想い人が振り向いてくれることは有り得ない。
だからこの辛い気持ちを埋めるため今日もまたこの歪んだ関係を続ける。
明日も想い人に笑顔で会う為。
近くて遠いメンバーとして会う為に。
end