第13章 要望を聞いていく
再び洗面所に向かい歩いている。
(なんか…いつもより…屯所内が静かだなぁ…)
ビクビクしながら歩いていると前から土方さんが歩いてきた。
土方
「おはよう佐藤。
お前…その格好…今日は非番か?」
みわ
「おはようございます……はい、非番です。」
土方
「すまねえが…特に用事がないなら…
寝込んでる隊士の世話してやってくんねーか?
人手が足りなくて看病に回せる隊士が居ねーんだ。」
みわ
「はい大丈夫ですよ。」
土方
「頼むわ。」
みわ
「はい。」
私は土方さんと別れると直ぐに身支度を整え、
寝込んでいる隊士さんが集められている稽古場に向かった。