第10章 稲山淳二
洗濯場での作業が終わり廊下に出ると…
みわ
「?」
何やら屯所のあちこちから悲鳴があがっている。
斉藤
「…」
ノート【なんか様子がおかしいな。】
みわ
「そうですね……様子見に行きます?」
斉藤
「……」
ノート【いや、やめておこう。それより必要なもの持って俺の部屋にきなよ】
みわ
「え?大丈夫ですよ?怪談聞いてないんで。」
斉藤
「…」
ノート【変な事が屯所内で起きてるんだよ。今の悲鳴だってきっと何かあったんだ。今日は一緒に居た方が良い。】
(……確かに…何かあっても1人で対処なんて絶対に出来ない…)
みわ
「はい!分かりました。一晩お邪魔させてもらいます。
なんか…修学旅行みたいでワクワクしますね!」
斉藤
「…///」
斉藤さんに付き添ってもらい自室に寝間着にしている長襦袢やいろいろな物を持って斉藤さんの部屋へ向かった。