第56章 養子を迎える
斉藤
「…みわに聞いてよ
俺は構わないけど1番長くペンと過ごすのはみわだから。」
思ったよりもあっさり承諾した終さん
(ペンさんは可愛いけど…鰯も高いし…始を股で暖めようとするし……)
カナタ
「みわさん!!頼むッ!!」
カナタさんが私に頭を下げてきた
(困ったなぁ……)
私は困ってしまって終さんの方を見る
斉藤
「嫌なら嫌って言って良いんだよ。
まだ始も小さいしみわには無理して欲しくない」
優しい声でわたしに語りかける終さん
きっと断っても怒らないと思う…
(ペンさんか……)
あの一緒に暮らした短い日々の事を思い出す…