第53章 アンタが欲しい!PART2
"ガシャン"
俺に当たったグラスが床に落ちて割れた
斉藤
「大丈夫?濡れなかった??」
酔っ払いが投げたグラスが
ななみさんの方に飛んできたのを目視した瞬間、
条件反射でななみさんを抱き寄せ盾になっていた。
ななみ
「だ…大丈夫です…/////」
斉藤
「良かった……」
ななみさんから離れ、立ち上がる。
自分の身体は酒でびしょ濡れになってしまったけど、
ななみさんが濡れていないから本当に良かった…
斉藤
「坂田さん…俺はこの辺で帰ります…
やっぱり俺は…甘えるのは性に合わないみたいです。」
銀時
「どうやらそうみたいだな…
でもまぁ…アレだ……そのままでも悪くねーと思うよ?
ほら見てみろ……」
ななみさんが両目から涙を流して立っていた