第8章 審議を傍聴する人の心理
局長
「…女中…佐藤への不当な拷問の件だが…
山崎、拷問の手続きに不備はなかったか?」
山崎
「はい、拷問前に三番隊の斉藤隊長からの許可も得ていますし…特に問題ないでしょう。」
審議の書記をしている山崎さんが答える。
局長
「それでは…牢に佐藤を連れていった終に聞くが……
なぜきちんと確認せずに牢に連れていったんだ?」
斉藤
「……」
近藤
「……」
私は審議にかけられている瀬戸さんの近くに置かれた椅子に座っている。
沖田
「近藤さん終兄さんは無口な人です…
その現場に居合わせた部下から聞いた事でよければ
俺が終兄さんの代わりに話しまさぁ……」
近藤
「そうか………本当は終の口から聞かなきゃならんのだが……
総悟いいぞ、話せ。」
(代わりに話してくれるのね…)
沖田
「俺の部下が廊下で
次の合コンいつにするか立ち話ししてたら…」
土方
「勤務中に合コンの打ち合わせ!??」
沖田
「佐藤が
見るからに怪しい動きをしながら向こうから歩いてきて…
乳揉ませてやるから勝手に歩きまわってる事を見逃せと言ってきたらしいんです…
そして…ここからは俺の勝手な憶測ですが…
これはおかしい!と思った終兄さんが事情を聞く為に牢へと連れて行ったんじゃないですかィ?」
(わたしそんなこと言ってない!!)
私は…【違う!!】という気持ちを込めて沖田さんを見る。
沖田
「( ˘ω˘ )」プイッ
(あっ!知らんぷりした!?)
山崎
「ちょっと待って下さい!!報告を受けた内容とかなり違っ………」
"バンッ!!"
みわ
「!(´⊙ω⊙`)!」
沖田さんが山崎さんの頭を強く殴り気絶させてしまった。
局長
「総悟!!何してんの!!!」
沖田
「いやあ〜、山崎の頭に蚊がとまってたんで〜つい〜」
(わざとだ!絶対に今のわざとだ!)
沖田
「( ´_ゝ`)」