第7章 パターンが変わると焦る
三番隊隊長のお部屋の前に着く
"トントントン"
みわ
「おはようございます、お茶をお持ち致しました。」
〈……
返事が無い。
ノートに三番隊の隊長のみ返事が無くても部屋に入って良いと書いてあったので、
"ガラガラガラガラ"
戸を開けた。
みわ
「(´⊙ω⊙`)〻」
そこにはまだ寝間着姿で上半身だけ起こしている
斉藤さんがいた……んだけど………
髪の毛の色は同じままで
髪型がサラサラのミディアムヘアーだった。
斉藤
「 … 」
マスクもつけていない斉藤さん…
無表情で私を見つめてくる。
(もしかして見ちゃいけないものを見ちゃた…感じ!?)
マジマジと見るのも失礼だから視線を部屋全体に泳がせていると、
机の上に見慣れたアフロのカツラがあった…
みわ
「!(´⊙ω⊙`)!」
(カツラだったんだ!!)
斉藤
「 … 」
(いけない!!もし斉藤さんがカツラだとしてもそれは私には関係ないこと……
動揺しちゃダメだよね…)
みわ
「昨日は遅くまで付き添っていただいてありがとうございました…
それと…素敵な羽織も…とっても嬉しかったです。」
斉藤
「 ッ…/// 」
羽織のお礼を言うと頬を赤らめ喜んでいるように見える
(よかった…アフロがカツラだって秘密知っちゃったから嫌われたかと……)
みわ
「あのそれじゃ…そろそろ失礼します……」
お茶を机の上に置き、
早々に部屋を出た。
(でもなんでわざわざカツラをかぶってるんだろう……
さっきの斉藤さんの方が素敵なのになぁ。)
アフロの謎を気にしつつ、
仕事をしなくちゃいけないので
次の隊長さんの元に向かう