第7章 パターンが変わると焦る
一番隊隊長のお部屋の前に着く
"トントントン"
みわ
「おはようございます、お茶をお持ち致しました」
〈………
(あれ!返事が無い……)
ノートは返事が無い場合はドアを開けて手前に置くだけで良いと書かれていたので、
"ガタガタガタガタ"
ドアを開けて湯呑みを…
"ガシッ"
みわ
「!(´⊙ω⊙`)!ッ!!」
部屋の内側から手首をギュッと掴まれた
恐る恐る中を覗くと….
同い年くらいの寝間着姿のままの男の人が寝そべった体制で
ニヤニヤしながら私の手首を掴んでいた。
(こ、怖い……)
一番隊隊長
「あんたが昨日拷問されたっていう女中?」
(噂になってるんだ……)
私は頷く
一番隊隊長
「水責めってさ、やっぱり苦しい?」
頷く
一番隊
「良い経験できたねィ…」
頷く
(良い経験ではない気がするけど……)
一番隊隊長は相変わらず私の手首を掴んだままだ。
みわ
「あの…そろそろ……」
(他の隊長さんのお茶が冷めちゃう…)
一番隊
「悪かったねィ」
みわ
「ッ……」
ギュッと痛いくらいにもう一度掴むとやっと離してくれた。
みわ
「し、失礼しました…」
(こ、怖かった…)
一番隊の隊長さんの部屋から離れ、
二番隊隊長さんの部屋に行き……
次は三番隊…