第48章 出産
AM3:30過ぎ…
助産師
「あと一踏ん張りだよっ!お母さん頑張りなっ!!」
斉藤
「……」
終さんは私の手を強く握ってくれている
みわ
「ッーーーーー!!!」
最後の力を振り絞って力むのと同時に…
私身体から子供がスルンッと産まれてきた。
「オギャーオギャーーオギャーー」
みわ
「はぁはぁ……」
助産師
「お母さん頑張ったね!!上手に産めたじゃないか!」
斉藤
「お疲れさまみわ…」
そう言うと私を抱きしめてくれた。
抱きしめられる時に終さんの顔をみたら…
鼻を赤くして涙目になっていた…
(終さんの涙目…初めてみた………)
助産師
「性別まだ知らないんだよね?」
お医者さんが赤ちゃんのへその緒の処理をしている側で、
おばちゃん助産師さんがニコニコしながら終さんに聞いた。
まだ終さんもきちんと赤ちゃんを見ていない。
終
「あ、はい。」
お医者さんの処置が終わり、
タオルで包まれた赤ちゃんを助産師さんが
私の元に連れてきた。
斉藤
「(#・Д・#)」
みわ
「(# ´ω ` #)」