第44章 ペンさんとわたし
お部屋の掃除がひと段落してお庭に向かうとそこには…
いつかの赤髪の人が顔色1つ変わらないペンさんを抱きしめてきた。
みわ
「………あの」
男は私に気づく
カナタ
「…!」
男はペンさんから離れると私の元に歩いてきた。
みわ
「(´⊙ω⊙`)」
カナタ
「先日は…すみませんでした……」
男は私に深々と頭を下げてきた。
みわ
「いいぇ…もういいんです…」
カナタ
「それからペンさんを見捨てないでくれてありがとうございました…
俺はいっときの感情で大切な相棒を路頭に迷わせてしまうところでした。」
男は申し訳なさそうに話す。
みわ
「終さんが…預かるって…だから私は何も…
…ペンちゃん良かったね!大好きな飼い主さんが迎えに来てくれて。」
ペン
「……」
相変わらず無表情だけど、
私には喜んでいるように見える。
赤髪
「終に聞きました、貴女がほとんどの世話をしてくれていると…
俺は酷い事をしようとしたのに…」
みわ
「あの!!その事で聞きたい事があるんですが…
なんで喫茶店なんかに無理矢理私を連れて行ったんですか?」
凄い疑問だった事を聞いた
カナタ
「何時間、何日かかっても必ず終と別れるように説得しろとわれたので…
貴女が妊娠しているのも聞いていたので座れて…
尚且つ暖かい場所でと思って…」
みわ
「(´⊙ω⊙`)」
カナタ
「本当にすみませんでした……」
みわ
「ふふっ…優しいんですね……」
カナタ
「…///」
それから少し縁側でお話をして、
男はペンさんを連れて帰っていった。