第7章 パターンが変わると焦る
給湯室に入ると
胸元からノートを取りだしお茶出しの詳しい説明を読む
(ふんふん……皆さん違う湯呑みを使っているんですね。)
特徴と色を書いてくれていたおかげで
お盆の上に回る部屋順にこんな感じにセットできた。
七番隊隊長 三番隊隊長 局長
八番隊隊長 四番隊隊長 副長
九番隊隊長 五番隊隊長 一番隊隊長
十番隊隊長 六番隊隊長 二番隊隊長
(後はお湯が沸くのを待ってれば大丈夫ね…)
一息つきながら、
隊長さんの部屋の位置をノートで確認する。
(隊ごとに棟が別れているのね…
局長さんと副長さんは詰所の棟っと…)
頭に場所を叩き込んでいると…
"ピィーーーーー!!"
ヤカンのお湯が沸いたサインが鳴り
慌てて火を消しお茶っぱを入れた急須にお湯を注いでいく
"ドボドボドボ…"
(朝はあまり濃いのは良くないかな…)
急須にお湯を入れて直ぐ
湯呑みにどんどん入れていく
(できた!時間は……6時05分……少し過ぎちゃった……)
私は隊長さんの元に急ぐ