第43章 身内
★終ストーリー★
事前に連絡していた俺たちは母さん、姉さんや兄さん…菜種が既にいる客間に通された。
斉藤
「いったい…どういうこと?」
みわは母さんと今日が初めての対面だから、
凄く緊張している様子。
(今は…背中を軽く摩ってやることしかできないけど、
少しでも楽になってくれたら良いな…)
前回の事もあるし今回はかなり慎重だ。
母
「あなた……話せるようになったのね。
満から聞いていたけど…お母さんビックリだわ。
まぁ…それはさておき…どういうこと?とは??」
母さんはみわちゃんの顔とお腹を交互にみながら、
冷たい声で言い放った。
斉藤
「カナタに何を頼んだんだってことですよ、母さん。」
母
「さあ…なんのことかしら?
それより貴女…よく図々しく家の敷居をまたげましたね。」
みわ
「す、すみません…」
姉
「母さん…あの人のお腹の子供…本当に終の子か怪しいですよね」
母さんと姉さんがみわに嫌味を言い始める。
終
「答えるつもりないみたいだから今後一切関わらないよ。
完兄さん…母さんと姉を頼みます」
みわの事を悪く言われるのは我慢できない。
もう真相なんかよりみわの方が大切だから帰る事にした。
終
「帰るよ」
みわ
「は、はい。」
俺はみわの手をとる。
完
「おい!待てよ!!」
そんな俺たちの前に完兄さんが立ちはだかった
終
「……」
みわ
「(´⊙ω⊙`)」