第42章 終さんと赤ちゃんグッズを買いに行く
瞬きもせずに私を見つめてくるペンギンと
にんまりしながら見てくる男。
怖くて動けない私。
(私がいつも感じていた視線は男の人じゃない…
このペンギン!!このペンギンの視線よ!!!!)
たまに外出すると感じていた私への殺意がこもった視線は、
ペンギンからだった。
みわ
「……」
ペンギンからは危険なスナイパーの匂いがする←少し生臭い
(どうしよう!)
アタフタしていると、
ペンギンが私の方にペタペタ歩いてきた
みわ
「……」
私は逃げる事にした。
と言うか私の今の身体じゃペンギンや男に勝てる気がしないので
近くの通行人に助けを求めようと歩き出したところを、
男に手首を掴まれ
「声を出したらペンさんのクチバシの餌食だ」
と耳元で囁かれてしまった。
みわ
「(´⊙ω⊙`;)」
(やっぱり普通のペンギンじゃなかった!!)