第42章 終さんと赤ちゃんグッズを買いに行く
終さんは顔をあげ桜が舞う空を見上げながら私に言う
終
「無事に産まれてくれば良いって思うけど、
アンタに似た男の子が産まれる気がする」
みわ
「私に似た…?え〜可哀そう!
終さんに似た方が絶対に良いですって!
強くてカッコよくて優しいから…///」
斉藤
「ッ…///」
照れる終さん
(ふふっ…可愛いな…)
っと思っていたら…
私達の幸せなひと時を邪魔する電話がかかってきた
"ピピピピッ…"
終さんのケータイが鳴った
斉藤
「……ごめん電話でる」
みわ
「はい。」
"パカ"
斉藤
「…もしもし」←訓練を繰り返して普通に出られるようになりました
電話が終わるまで桜を眺めていると
電話を終えた終さんが私の元にやってきた
斉藤
「ごめん、戻らないといけなくなった…」
(そんな気がした…仕方がないよね)
みわ
「はい、分かりましました。気をつけて…」
斉藤
「ごめん」
終さんは申し訳なさそうに謝ってくる。
みわ
「本当に気にしないで!」
斉藤
「うん、わかった…」
終さんはそう言うと家の屋根伝いで移動していった。