第42章 終さんと赤ちゃんグッズを買いに行く
みわ
「桜、綺麗ですね!」
今は春、桜がとても綺麗な季節。
斉藤
「来て良かった?」
みわ
「ふふッ…はいっ!」
実は妊娠7ヶ月に入った頃から、
私はあまり外に出なくなっていた。
お腹も重いし誰かに後をつけられている気がするし…
最近はずっと引きこもっていた。
そんな私を心配してか、
こうして仕事の合間合間や非番の日は必ず家から連れ出してくれている。
斉藤
「今日は何処に行きたいの」
みわ
「そうですね……赤ちゃんの物が
沢山売られているお店に行きたいです!」
斉藤
「じゃあ行こっか」
みわ
「はい!」
仕事の休憩時間に抜けてきた終さんは
隊服姿だからあまりベタベタしながら歩けない
けど、
お腹が大きくなってきた私を気遣ってくれて
歩調を合わせてくれているから…
私はそれだけで十分幸せ。
斉藤
「性別…どっちかな…アンタはどっちだと思う?」
みわ
「んと…….」
(どっちかな…男の子?女の子??)