第31章 血飛沫
伊東さんに話があるからと屯所から少し離れた場所にある
普段あまり使われていない稽古場に連れられてきた。
そこには監察の篠原さんの姿も…
伊東
「君…名前は?」
みわ
「佐藤です」
伊東
「佐藤くん、いつも私の隊士の世話をしてくれてありがとう。」
みわ
「仕事ですから。」
伊東
「…そうか。」
(なんか…この人の目…ゾクゾクする……)
"バフッ"
みわ
「!(´⊙ω⊙`)!」
部屋の隅で座っていた篠原さんが突然私を後ろから羽交い締めした。
みわ
「ッ!!篠原さん!!?」
篠原
「………」
伊東
「君の懐にある書状は私が預かるよ。」
伊東さんが私にどんどん近づいてくる。
みわ
「篠原さん!離してッ!篠原さん…お願い!!」
篠原
「ッ……」
離してくれない